ブログ開設!

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記念すべき最初の投稿だからね

最初だからこそ

好きなことを書かせてよ

イヤでもそのうちに

専門的な話ばかりするようになるから

 

気付けば早いもので

俺は40を過ぎていた

アラフォー、もう完全にオッサンだよ

普通なら会社員としては中堅クラス

自営やベンチャーなら代表を張る年齢で

ノリにノっている時期なんだけど

もう組織に通って勤めることに飽きてしまったんだ

 

俺は高校を出てから一度たりとも

仕事に長期の空白期間を設けたことはない

ずっと働き続けてきた

ある程度人生が落ち着いてきて

ひと休みしたくなったんだ

 

皆も聞いたことがあると思うけど

俺は氷河期世代

現役での就職なんて夢もまた夢で

どんなブラック企業でも

正社員になれたら勝ち組

職種を選ぶ余裕なんてない

ブラック企業にわざわざ土下座して入社させて頂く

そんな時代だったんだ

就職できるのは

卒業生の3割もいれば良いほうだった

 

学校のパンフレットの

「主な就職先」の中に

コンビニのバイトも記載されていたんだ

笑っちゃうよね

そのくらい記載する就職先がなかったのさ

 

俺たちの親世代ってのはさ

バブル崩壊からずっと不況でお金がなかったんだよ

俺が小学生の頃はバブル景気で

欲しい物もちゃんと買って貰えるいい時代だった

1990年くらいから急に雲行きが怪しくなってさ

一気に生活が苦しくなっていくのを感じたよね

 

だから進学することも困難な家庭ばかりだったんだ

奨学金制度も今みたいに一般的ではなくて

制度はあったんだろうけど

学校の先生でも知識がなかったし

あったとしても当時は成績優秀な生徒しか

その制度が利用できなかった気がした

(無利息の奨学金の話ね)

 

当時は大学生も高校生も卒業すれば挙ってフリーター

「フリーター」って言葉は社会現象だった

そして小泉政権の時に派遣会社が台頭し始めて

フリーターは自然とその波に飲み込まれていったように思う

 

皆もよく知っていると思うけど

日本の終身雇用は基本的に年功序列だから

若くして正社員になれなかった氷河期世代は

のちの景気回復で正社員になれたとしても

勤続年数が短くて給料は安いまま

そして若い頃の下積みも出来ていないから

経験もなくて年を取っても平社員のまま

年上の部下として迷惑がられているケースも少なくないんだ

 

氷河期世代の皆が憧れた公務員や一部上場企業は

年を重ねた人間は入社試験を受ける資格がない

もう夢も希望も経たれている感じだよね

それどころか正社員になった経験がなく

未だに非正規の仕事を続けている人もたくさんいる

 

この結果が何を招いたかって

今までの日本人が理想としてきた

「人間らしい生活」を送れなくなってしまったんだ

 

収入は少ない、雇用は安定はしない、貯金もない

結婚して、家を買って、子育てをして

そして奥さんと幸せな老後を送る

 

子供の頃は普通に過ごしていれば

自分にもそんな未来が自然と訪れると思っていた

でもそんな未来どころか現実は苦しくて

頼りになると思っていた親からも

支援はできないと言われる現実

これが高校卒業の時に感じた自分のリアルな現実

そしてこれが氷河期世代のリアルな現実

 

何もかもを時代のせいにしてはいけないけど

この時代に生きた自分たちは

昭和の人たちのように

豊かな生活をすることは叶わなかった

少子高齢化を大幅に加速させたのも

きっと自分たち氷河期世代が中心だと思う

 

そんなあの日から今日まで20年以上の時を過ごして

良くも悪くもいろいろなことを経験して生きてきた

細かい話はひとつひとつ

タイトルを分けて語っていこうと思う

 

自分はどうにもならない現実を何とかしようとして

もがき苦しんでいろいろなことにチャレンジしてきたんだ

普通の人ならやろうと思わないようなこともしてきたから

そんな自分のどうしようもない経験の話が

読む人の肥やしになればいいなと思っている

 

無駄だとしか思えない行動を繰り返して

だんだんと自暴自棄になっていったんだ

それでも助けてくれる人なんていなかったら

自分でなんとかしなきゃ!

って必死になる

でも、働き続けても

信じられないくらい安い給料しか貰えないし

Wワークトリプルワーク上等で覚悟を決めても

次々にアルバイトですら不採用になる

コンビニのレジ打ちのアルバイト募集1名に

100人受けに来るとか普通にあったからね

ホントに毎日が地獄にしか感じなかったな

 

そしてお金も無くなって借金しちゃって

電気ガス水道も止められて

携帯電話も止まって

車の税金も滞納して車検も切れて

真冬の雪国の家の中で凍えて年を越して

何度か「もう人生を終えようかな」

そう思ったこともあったなぁ

 

その後、新たな人との出会いもあって

俺は立ち直っていくんだど

その頃から苦労や思い出を忘れないようにしようと

日記を書くようになったんだ

結果、最後は良い職場に巡り合えたのだけど

そこにたどり着くには上記の通りで

だいぶ無駄な時間を過ごしてしまった

それでもそうしなければ

そこにはたどり着けなかったのだから

諦めずに行動することがすごく大事なことなのだと

自分の身をもって知ったわけだよ

今はネット社会だから意識を高める話を探せば

自己啓発のスローガンみたいなものが大量に出てくる

どれもこれも見ればごもっともなことばかり書いてあるよ

でも、どれも役に立たない

人の成功例を自分に当てはめて

自分が同じように成功できるケースなどほぼないからだ

人は人、自分は自分

今まで出来なかったのに

人の書いた意識の高い文章の数行を読んだって

何も変わるわけがないよ

 

実際に話を聞いてくれて

相談に乗ってくれて

行動に移すための背中を押してくれる存在が必要なんだ

一歩前に踏み出す勇気ってのは

誰にでもあるわけじゃない

 

「それができる人は言われなくてもやってる」

なんて意識高い人間の宣言は聞く必要はない

今の自分の立ち位置と本当の実力を

自己分析と第三者目線で見て最適に判断しなきゃいけない

言っている意味が分かるかな?

その辺の意識高い系の話の通りに簡単になれるんだったら

世の中全員が金持ちで会社の社長になっちゃってるよ

 

例を挙げれば

「できる人間は悩まない」

「できる人間はすぐ行動に移す」

なんてTwitter覗けばイイね集めのために書かれているけど

それ見てその通りにできるなら誰も苦労なんてしないんだよ

悩まない、すぐ行動できるってのは

失敗しない自信があるという裏付けでもあるだろし

普通に考えたらやったこともないのにさ

いきなり無謀な挑戦するわけにもいかないでしょ

まずは下調べをしながらやり方を覚えて経験を積む

成功体験を元に自信を持つ

そんな積み重ねがあってキャリアやリーダーシップが付いてくるわけで

その過程をしっかりサポートしてくれる人がいないと

何の意味もないわけで

自己啓発でその場で馬鹿みたいにテンション上げても

現実は甘くないわけで

 

そして何より怖いのは

自己啓発に触発され過ぎて

自分の実力を大幅に超える宣言をしてしまい

与えられた仕事が手に負えず

自分自身が精神的に参って潰れてしまうこと

 

だから第三者目線も含めた総合的な判断が大切だって言ってるわけだね

自分をしっかり見れている人は意外に少なくて

見れている人は何故か自分をわざと過小評価している

能ある鷹はってやつを意識しているのかもしれないね

 

少し長くなったけど

なんでこんな話をしているのかっていうと

俺は最後の職場でずっと人材育成を担当してきたんだ

見てきた人間の数は数百人にも上る

もっとすごい人もたくさんいると思うけどね

そんな経験を今後自分の持てるスキルとして

活かしていけたらいいなぁと思っている

 

あとはこの通りで自由な時間が増えたからね

社会人でお堅い殻にこもり続けていた自分を捨てて

今までやれなかった好きなことにチャレンジしていけたらなと思う

…といったところで挨拶代わりのブログでした

ではまた次回

 

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