私の仕事の教え方

私の仕事の教え方

仕事の本当の目的とは(お金を稼ぐ目的)

「仕事のやりかた」というものは

会社にしっかりマニュアルがあって

それに沿って進めていくものだと思います

 

仕事の目的というものは

考えようによっては

何通りにも考えられますが

大きく分ければ

 

①お金を稼ぐ

②社会貢献

 

ここに集約されると思います

まずひとつは

お金を稼ぐ」こと

そして、「会社を儲けさせる」こと

そうすることによって働く人たちに

還元されるお金も相対的に大きくなること

 

サラリーマンの使命はお給料以上の仕事をして

会社に貢献し共に成長する

これはどんな理屈を並べても覆すことはできません

ここを最初にしっかり教えられない人は

今後新人の仕事の姿勢について注意する資格はありません

人材育成担当としても失格です

 

夢をもって入社してくる新人さんは

やりたいこともたくさんあると思うし

こういうふうに仕事をしたいという希望も出てくるでしょう

ですがその行動がどういう利益と損失を生むのか

よく考えさせなければいけません

なぜそれが良いのか、悪いのか

人材育成担当が教える必要があるのです

最初にこのことをしっかり教えることによって

現実を見た行動をしてくれるようになります

どんな大きな夢を語っても

会社は儲からなければ許可してくれません

そのためにはどうすれば良いのか

初期段階でしっかり教育しましょう

 

個々の能力は全く違います

なので「できる、できない」「得手、不得手」

このような差は生まれようとも

会社の利益のために真剣に取り組む

その思いを植え付け、定着させる

そこを同じに教え込むことはできるはずです

 

これができなければ

会社はいつの日か倒産します

経営者のかじ取りで失敗する会社もありますが

従業員が原因で倒産したと思われる

そんな会社も少なくはないのです

仕事の本当の目的とは(社会貢献)

働くということのほとんどの意味は

「誰かのために何かをしている」

と、いうことになります

 

お店の店員は接客をします

農業であれば作物を誰かが買って食べます

製造業ならその製品を誰かが買うでしょう

その行動が、そしてその仕事によって

誰かが満たされ、誰かの役に立っている

自分はこのことを「社会貢献」と言っています

 

そしてその社会貢献は

だんだんと適当になってきます

毎日毎日同じことを繰り返すことによって

慣れてきてしまうのです

これはとても危険なことなのです

 

飲食店であれば退職するまでに何万人と接客するでしょう

製造業であれば何万と同じような製品を作るでしょう

人間に完璧はありません

誰でもミスをするんです

自分も今までに何百と失敗を重ねました

 

日本人はとても責任感の強い人種です

学校の道徳から始まり

「悪いことをしてはいけない」

「悪いことをしたら謝らなければならない」

そう教育を受け育ちます

 

謝るだけではありません

社会人は責任を取らなければいけません 

「責任を取る」ということがどういうことなのか

日本人はよく知っているんです

 

日本ではその名の通り

「責任者」が責任を取ります

上司、さらにその上の上司まで影響し

運が悪いとマスコミのテレビカメラの前で

社長が謝罪する事態にまで陥ります

 

そして日本人は腰が低そうに見えて

プライドがとても高い人種です

「恥をかく、かかされる」ということに対し

勝ち負けの概念まで持ち込むのです

 

自分が恥をかかないためなら

誰も見ていないことを確認し

自分の失敗を隠します

責任者も自分がその責任を取りたくないがために

組織ぐるみでその失敗を隠します

これも日本人の特徴です

 

失敗をなるべくしない仕組みを考え

失敗してしまったら全力でカバーする

そして、一つ失敗をカバーするために

これだけの苦労があるのだという事実を

口頭ではなく、実際に失敗させて

現実を目の当たりにして当事者に見せるのです

そういう中でしか人は成長しません

口で何を言ったところで

実際のその重苦しい空気は感じられないのです

 

まずはそのような職場体制を

人材育成担当が率先して作りこまねばいけません

その上で新人を迎えるのです

悪い環境下では悪い人間しか育ちません

そして意に反して職場の環境が悪く

メンバーが人材育成担当に対して反抗的であるなら

人材育成担当そのものにも問題があると言わざるを得ません

最終的に何が起きるのか

私は上記でこう述べました

仕事は「社会貢献」であると

あなたの仕事は誰かのために活きるものなのです

あなたの仕事のためにお金を払ってくれる人がいる

だからこそ成立するし

その人を「お客様」と位置付け

我々は日々の仕事に勤しむのです

 

だからこそ自分も

誰が読んでくれるかわかりませんが

真剣にこれを書いているつもりです

 

一時期自動車工場で

重大な不具合を隠匿したり

他人の名義を利用して検査をパスしたりと

ニュースになるほどの大問題に発展しましたよね

 

生産者にとって車は

製造ラインで入社から退職まで

何万台、何十万台と作るものでしょうから

仕事も適当になっていったのかもしれません

そして上からのノルマがあまりにもきつく

隠匿してでも目標を達成しようとする

そんな姿勢があったのかもしれません

 

問題は商品に魅力がなかったり

製造効率が悪くてコストが高いとか

根本的な問題に着手せず、隠匿に走った

そのような状態では何かを改善しようとか

もうそんな余裕もなかったのかもしれませんけどね

さらに付け加えれば上層部は知っていて黙認していた可能性も

まさに「古き悪き日本人」を

象徴するような出来事だったのかもしれません

 

物事はまず人の立場に置き換えるのが基本です

これが出来なければ双方が良くなることなどないのです

生産者にとっては何十万台製造する車のうちのたった1台

お客様はどうでしょう?

何百万円もする車をローンを組んで買って

それが失敗をごまかして作った不良品で

「それが当たり前」でしょうか?

 

大きな傷がついていたら怒りませんか?

ガタガタ音がしたら怒りませんか?

「いくら払ってると思っているんだ!!」ってね

なのにあなたは自分の仕事では

平気で失敗をごまかしてバレなきゃそれでいいって思っているんですか?

良くも悪くもこれが今までよく見てきた日本人だと思っています

 

そして自動車に限った話ですが

万に一つのことがあって

失敗をごまかした車が事故を起こしたり

燃えてしまったりしてお客様が亡くなってしまったら?

それがあなたが担当した部品が原因と言われたら?

 

そこまでしっかり教え込んで面倒を見てこその

「人材育成担当」だと自分は思っています

会社の利益だけを重視して失敗は隠し

従業員をただの「道具」や「奴隷」としか見ない会社

こういう会社では働きたくはないものですね

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